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ハゲ=おじさんは間違い?!20代から発生する薄毛とその対処法

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2018.04.06

ホルモン異常から起こる20代の薄毛

髪や頭皮の傷みばかりが、薄毛の原因になるとは限りません。髪や頭皮が元気でも、髪を生やすシステムの方に異常が起こってしまえば、新しい髪が生えてこないまま抜けていくばかりになって、薄毛の状態は引き起こされます。20代のまだ髪も頭皮も元気なうちに起こる薄毛の多くは、このシステム異常が原因です。

近年ではAGAとも呼ばれ、広く注目されるようになりました。若年層に発生するこのタイプの薄毛の発症のきっかけは、男性ホルモンの過剰分泌にあるとされます。男性ホルモンとして、よく知られている成分にテストステロンがありますが、薄毛を引き起こすのはテストステロンから特定の条件下で生成される、ジヒドロテストステロンだといわれています。

筋肉の増大や体毛の増加を促すテストステロンとは違い、ジヒドロテストステロンは毛髪のもととなる細胞の機能を低下させてしまうため、髪にとっては厄介なものです。細胞の働きが落ちると、毛髪の成長期間が短縮化します。髪が成長する力が足りず、十分な太さの毛になるまで育ちきれなくなるというわけです。

健康に育たなかった髪は正常なサイクルを保てなくなり、抜けやすくなります。一般に髪が抜けても薄毛にならないのは、抜ける分だけ新しい毛が生えてくるからなのですが、ジヒドロテストステロンの影響で成長を阻害された髪は、新しい髪が生まれる前に抜けてしまうことになります。ジヒドロテストステロンの過剰分泌が続く限り、髪はいつまでも上手く育てず、抜ける毛ばかりが増え、薄毛の範囲はとめどなく広がっていくのです。

20代からの薄毛の治療に効果的な育毛剤と注意点

男性ホルモンの異常分泌から起こる、20代からの薄毛を治療するためには、大本のなっているホルモンの分泌を抑制しなければなりません。頭皮に栄養を与えたり、血行を良くする効果しかない育毛剤では、薄毛に対する十分な対処ができず、症状は進んでいきます。

頭皮の毛穴というのは、髪が生えてこない状況が続くと、髪を支えるという機能を停止して塞がってしまうので、薄毛の状態が長く続くとそこには2度と毛が生えなくなる可能性があります。薄毛の対処は毛穴が十分に働いているうちに、急いで行う必要があるのです。状況に合わない育毛剤をいつまでも使用していると、事態はもはや手遅れとなってしまいかねません。

ホルモンへの対処は、頭皮に直接つけるタイプの育毛剤ではなく、飲むタイプの育毛剤で行います。体の内側からホルモンが作られている部分に働きかけて、ホルモンによる髪の成長の阻害を止めることが求められるためです。

治療に適した効果を持つ専門的な育毛剤を使用することで、髪の成長を阻んでいた原因は取り除かれ、髪はまた元気に生えてこられるようになります。その段階であれば、毛髪に栄養を与え頭皮環境を改善するタイプの育毛剤でも、確かな効果を期待できます。ホルモンに働きかけるタイプの育毛剤を使用するうえで、気をつけたいのがその副作用の存在です。

体の中で大きな働きをする治療薬は、その反動として求められる働きとは別の、副作用を少なからず発生させます。育毛剤であっても、それは変わりありません。薄毛治療に使われる内服薬の、主な副作用として知られているのは性欲の減退です。男性ホルモンを抑制するうえで、ホルモンと関わりの深い男性機能の部分には、何らかの違和感が生じてしまうことは少なくありません。

治療中に異常を感じた時には、医師に相談して正しい対応を行うことが大切です。また治療薬は様々な用途で処方される薬と同じく、肝臓に負担をかけることがあるので、肝機能に障害を抱えている方が使用すると副作用が起こる危険性が高まります。

持病のない人でも、疲れている時や風邪を引いて免疫力が落ちている時などは、肝臓への負担が大きくなりやすいので注意しましょう。服用後に腹痛があったり、強い倦怠感を感じるというような時には、医師の診断を受けて今後の治療を見直していくことが求められます。薄毛の治療のためであっても、健康的な生活を送れなくなってしまうのはよくありません。

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