20代のこんなタイプは薄毛の危険が大きい
徐々に頭皮の状態が悪化してくるターニングポイント
顔に比べると普段意識をすることがあまりない頭皮の状態ですが、長年蓄積されてきたダメージが少しずつ表面化してくるのが20代の半ばを過ぎた頃からです。乾燥、皮脂過多、血行不良などあらゆる不調を放置したままでいることで、少しずつ薄毛になる危険性を高めていってしまいます。
20代のそんな曲がり角を迎えるにあたって、いかに適切なケアを行っていけるかが重要です。薄毛に繋がる原因になる生活習慣を改善していき、抜け毛予防をし、頭皮に負担を掛けないように気をつけていくことで、将来薄毛になる可能性を下げられます。
薄毛の原因は普段の生活にあり
20代男性は日々忙しく過ごしており、適当に食事をして深夜まで仕事をしたり遊んだり、家に帰ってきてもお風呂に入るのが面倒ですぐに寝てしまう、という生活を送っている方も少なくないでしょう。しかし、不健康な生活は抜け毛を増やし、気がついたら髪の毛がボリュームダウンしていたという事態になりかねません。
- ジャンクフードや外食が好きな方
- 睡眠不足の方
- お風呂に入るのが面倒な方
などは、特に注意が必要です。
自炊をするのが面倒で栄養を考えずにジャンクフードやお菓子で空腹を満たしたり、お肉や揚げものなど若い男性が好むボリュームのある食事ばかり外食で摂るという場合、頭皮の皮脂の分泌を著しく増やしてしまう原因になります。
- 頭皮がベタつく
- シャンプーがなかなか泡立たない
- 毎日髪の毛を洗っているはずなのに臭う
などの症状が見られる場合には、脂質の多い食事が原因になっていることが考えられます。皮脂量が多ければ毛穴が詰まりやすくなり、髪の毛の成長を妨げるだけではなく、育毛剤を使用しても成分がなかなか浸透しません。
また、仕事が忙しくて睡眠時間が足りていない、やりたいことがありすぎて睡眠時間を削っているという場合、睡眠中に分泌される成長ホルモンが不足して髪の毛が育ちにくくなります。体力も回復せず慢性的に疲れが取れない状態が続いてしまうことも問題です。血行不良や頭皮の冷えを招き、頭皮環境を悪化させます。
さらに、お風呂に入るのが面倒で頭皮が清潔な状態に保てていないという方も少なくありません。オシャレには気を使うのにワックスやスプレーがついた状態のまま寝てしまったり、髪の毛を洗わずにいることで頭皮が汚れ、毛穴が塞がれて酸素不足の状態に陥ってしまうことが多いのです。
菌が繁殖して著しく不潔な状態になった場合、毛根に感染して髪の毛が生えてこなくなってしまうなど困った事態を招きます。
健康的な生活が抜け毛予防の第一歩
若いからといって健康に気を使わない生活を続けていると、薄毛を招くだけではなく健康を害してしまいます。健康に気を遣った生活習慣を意識していくことで、頭皮の状態も改善させることが可能です。
具体的なケアを開始する前に、まずは原因になる普段の行動を改めていくことをおすすめします。
ヘアカラーやパーマには気をつけよう
見た目へのこだわりが薄毛を招くこともある
オシャレに力を入れている若い男性の中には、繰り返しヘアカラーで髪の毛を染めたりパーマをかけているという方も多く見られます。多彩な個性のために見た目にこだわること自体は問題ありませんが、こういったオシャレが頭皮や髪の毛に負担を掛けてしまい、髪の毛が痩せ細ったり抜け毛のリスクを高めてしまう要因になることは否定できません。
ヘアカラー剤やパーマ剤は髪の毛を構成している物質を壊して変化させることによって見た目を変えるものです。当然ダメージが加わりますし、状態維持のために数ヶ月に1回の頻度でこうした液剤を利用するというケースが多いため、負担がどんどん蓄積されていってしまいます。
美容室で行われる施術の場合、極力頭皮に液剤が付着しないように、なおかつ成分面にも配慮したものが使われていることから負担は少なく済むでしょう。しかし、ダメージを0にすることはできません。
さらに危険なのは、安上がりだからと市販の液剤を利用して自身で手を加える場合です。短時間で効果が出るように強い成分が使われていることが多い上、頭皮に付着する可能性も上がります。回数を重ねるだけどんどんダメージが増えていき、細毛や抜け毛の原因になりやすいのです。
傷みが進行してきたら要注意
髪の毛は通常でも100本程度は自然に抜け落ちますが、ヘアセット時やシャンプー時に目に見えて抜け毛が多くなったと感じた場合には注意をしてください。
ヘアカラー剤やパーマ剤のダメージは軽視できません。抜け毛以外にもハリやコシがなくなってきた、切れ毛が目立つようになったなど髪の毛の状態に異常を感じた場合には、できるだけカラーリングやパーマは控えるようにしましょう。見た目を整えたい気持ちはわかりますが、若い時にしてしまった無茶がこの先薄毛という形で現われてしまうことになります。
20代の薄毛の誤魔化しかたのNG行動
カツラや増毛ケアはまだ早い
若い方の場合、早めの育毛対策を心がけていけば、まだ状態を改善できる可能性が充分に残っています。ですが、薄毛を気にするあまり隠すことばかりを考えていると、ますます薄毛を進行させてしまうことになりかねません。
カツラを作るのにはコストがかかりますし、頻繁にメンテナンスを行う必要があります。その分の出費を考えるのであれば、抜け毛予防や育毛に費やしたほうが賢明でしょう。懐に余裕があれば、いい育毛剤を利用したり医師に診てもらうことで適切な治療を受けられます。
また、今生えている髪の毛に人毛や人工毛を括りつける増毛も手軽に見た目を整えることが可能ですが、根本的な薄毛対策にはなりません。
こうした誤魔化しかたは最終的な手段にして、まずは育毛ケアを心がけていくことをおすすめします。
長時間帽子をかぶり続けない
帽子をかぶって薄毛を誤魔化しているという方は少なくありませんが、長時間の使用は頭皮が蒸れて雑菌を繁殖させやすくし、老廃物を溜めてしまうことで余計に薄毛を進行させる原因になります。抜け毛を増やしてしまいますし、血行が悪くなって髪の毛の成長の妨げになってしまうのです。
薄毛を隠したい場合には、薄毛が目立ちにくい髪型にすることをおすすめします。美容室や理容室で相談をすれば悩みに合った髪型を提案してくれますし、誤魔化すよりも頭皮や髪の毛にとって負担が少なくなります。
育毛剤を使った抜け毛予防と育毛対策を始めよう
副作用の心配なく始められる手軽なケア
20代でまだ早いと躊躇せず、薄毛に気がついた段階で育毛剤でケアを開始しましょう。副作用があるのではないかと心配している方も少なくありませんが、副作用のリスクがある強い薬が使われているものは医師に処方される治療薬で、薬ではない市販の育毛剤を正しく使用していれば重篤な症状が出る可能性はほとんどありません。
費用がかかりますし、継続的に利用することが必要ですが、生活習慣を改めながら使っていくことで頭皮の状態を改善していけます。通販などで手軽に購入できますし、育毛剤とわかりにくいパッケージのものも少なくないため、周囲の人に内緒にしながらケアを行うことが可能です。
育毛剤に手を伸ばしづらい場合にはシャンプーの見直しから
育毛剤を使ってみたいけれども迷っているという場合には、まず日頃使っているシャンプーを見直すことから始めるといいでしょう。ほぼ毎日利用する、頭皮環境を整える重要なものです。
薄毛が気になる場合には、肌と同じ弱酸性のアミノ酸系シャンプーを利用することをおすすめします。爽快感が得られないため、スッキリとした使い心地を好む傾向にある若い方からは物足りなさを感じるという声も聞かれますが、汚れを落としながら皮脂を取りすぎず、頭皮環境を整えていくのに役立ちます。
徐々に変化が現われ始めることで、さらなる改善効果を求めて育毛剤の利用も考えられるようになるでしょう。思い立ったら適切なケアを開始してください。
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