薄毛に悩む男性におすすめの育毛アイテム5つとは?
近年では、中高年だけではなく、中には20代の若者も抜け毛や薄毛に悩んでいる人が多いと言われています。薄毛に悩む人は、育毛アイテムを使用することで、抜け毛や薄毛の改善効果が期待できます。
抜け毛予防対策のために、これらの育毛アイテムの中から自分の髪の毛の状態に合ったものを見つけ出し、育毛ケアに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
代表的な育毛アイテムについては、以下の通り5つあります。
その1:飲み薬!
男性の薄毛を改善する飲み薬として代表的なものに、フィナステリド(商品名:プロペシア)があります。
男性ホルモンの一種であるテストステロンが変換酵素の5αリダクターゼと結合することにより、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されると、その作用により抜け毛が増えたり、軟毛化になったりします。フィナステリド(商品名:プロペシア)は、5αリダクターゼの働きを抑制する働きがあるため、抜け毛や薄毛の進行を遅らせる効果が期待できます。
その2:外用薬!
男性の薄毛を改善する外用薬として代表的なものに、ミノキシジルがあります。このミノキシジルは、もともとは高血圧を治療するための医薬品として使用されていたのですが、副作用として多毛症が発症するケースがあったことから研究され、薄毛治療にも用いられるようになったという経緯があります。
ただし、ミノキシジルは医薬品であるため、副作用が現れる可能性があります。
また、飲み薬のミノキシジルタブレットというものもありますが、これは現在日本国内では認可されていません。そのため、中には個人輸入などで入手しようとする人もいますが、偽物を掴まされたり、動悸やむくみなどの副作用を発症するリスクなども大きいため、避けた方がいいでしょう。
その3:育毛剤!
一般的に最も広く利用されている育毛アイテムといえば、育毛剤ではないでしょうか。
育毛剤の代表的な成分や効果については、以下の通りです。
5αリダクターゼ阻害作用
男性の薄毛を引き起こす主な原因物質は、DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンです。男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくことにより、DHT(ジヒドロテストステロン)が発生するため、その酵素の働きを阻害するように作用します。
この作用を持つ代表的な成分には、フィナステリド・ノコギリヤシなどがあります。
血行促進作用
血管拡張や血行促進作用によって、血液を体の隅々にまでスムーズに送り届けるようにしたり、供給量を向上することにより、毛母細胞の分裂を促進する働きをします。
この作用を持つ代表的な成分には、ミノキシジル・センブリエキス・カルプロニウム塩化物水和物などがあります。
男性ホルモン拮抗作用
男性ホルモン拮抗作用は、上記の5αリダクターゼ阻害作用と類似しています。これは、女性ホルモン類似物質を利用することで、男性ホルモン優位のホルモンバランスを女性ホルモン優位に傾け、結果的に脱毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の量を減らす作用をします。
この作用を持つ代表的な成分には、ホップエキスなどがあります。
炎症の抑制
頭皮に炎症が生じている場合には、抜け毛が発生しやすくなります。そのため、頭皮の状態や環境を整えることで、間接的に抜け毛予防に繋がります。炎症の抑制には、抗炎症薬の使用や保湿、フケ抑制薬の使用など、多くの方法があります。
この作用を持つ代表的な成分には、グリチルリチン酸ジカリウムなどがあります。
栄養補給
毛母細胞が必要としている栄養分を頭皮に補給することで、毛髪が成長しやすい状態を作り出すようにします。栄養補給のみで劇的な薄毛の改善を望むのは難しいですが、抜け毛予防対策としては、理にかなった方法といえるでしょう。
この代表的な成分には、アミノ酸・ビタミンB群・ビタミンCなどがあります。
その4:育毛シャンプー!
育毛シャンプーは、基本的に頭皮環境を整える効果を持つものを指します。直接的に育毛を促すわけではありませんが、頭皮環境を整え、頭皮を清潔に保つことで、育毛剤などの浸透力をアップさせる効果が期待できます。
その5:サプリメント!
サプリメントを活用することで、髪に必要な栄養素を補給し、健康な髪の成長や毛を増やす手助けをします。サプリメントは、間接的な効果に留まりますが、育毛剤などと一緒に使用することにより、一定の効果が期待できるでしょう。
薄毛に悩んでいる人は、20代の若いうちから育毛アイテムの利用をおすすめします。自分の薄毛の原因やタイプに合ったものを選び、抜け毛予防や育毛ケアに役立ててみることをおすすめします。
男性用と女性用で育毛剤に違いってあるの?
近年、男性だけではなく女性でも薄毛に悩む人が増えてきており、女性向けの育毛剤というのも発売されるようになりました。そのため、中には、男性が女性向けの育毛剤を使用してもいいのかという疑問を持つ人もいるようです。
実際問題、男性と女性では薄毛のメカニズムが若干異なるため、女性向けの育毛剤を男性が使用するのはおすすめできません。なぜなら、育毛ケアのための必要な成分が違うからです。
男性の薄毛は、その大半がAGAといわれる男性型脱毛症です。AGAは、男性ホルモンのテストステロンが酵素によって、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変化し、毛髪の成長を阻害するというメカニズムになります。
それに加えて、頭皮の血行不良などの問題も大きな要因となります。そのため、男性用育毛剤には、基本的に男性ホルモン抑制作用や、血行促進作用などの成分が主に含まれていなければなりません。
それに対し、女性の薄毛は、頭皮の栄養状態が低下することや、加齢などにより女性ホルモンが減少することの2点が主な原因とされています。そのため、女性用育毛剤は、頭皮への栄養補給を行う成分や、女性ホルモン同様の働きをする成分などが育毛剤の主な成分となっているからです。
男女兼用の育毛剤ってあるの?
ただし、男女兼用の育毛剤が存在しないというわけではありません。現在では、男性に必要な成分と女性に必要な成分をバランス良く配合した育毛剤なども発売されています。
男性ホルモンを抑制しながら、血行を改善し頭皮の栄養状態を向上させるセンブリエキスやオウゴンエキス、女性ホルモンに類似した働きをするヒオウギエキスなど、生薬を用いた育毛剤については、男女を問わず抜け毛予防が期待できるものが多いとされています。
髪にとって良い生活習慣について!
健康な髪とは、清潔で血行が良く、環境が整っている頭皮から生まれ成長します。栄養が行き届き、水分と油分量のバランスがとれた髪は、丈夫でツヤがあり健康的といえるでしょう。
このような健康な髪を作っていくためには、毛乳頭から毛母細胞へと十分な栄養がスムーズに運ばれることが重要であり、そのためには毎日バランスのとれた食事を摂取していかなければなりません。
また、食生活以外にも生活習慣を見直すことにより、髪に良い生活スタイルを心掛けることが大切です。中でも気を付けたいのは、睡眠不足や喫煙です。睡眠不足の状態が続くと、成長ホルモンの分泌が減少したり、喫煙の習慣は、頭皮の血行不良を招き、抜け毛に繋がると言われています。
夜10時頃~午前2時頃までは、毛母細胞の分裂がもっとも活発な時間帯でもあるため、良質で十分な睡眠時間を確保するように努めることが、髪にとって大切です。また、20代の頃などは、生活習慣が不規則になりやすいため、特に注意が必要です。
そして、日頃から適度な運動を行い、ストレスをためないような生活スタイルを心掛けることが抜け毛予防となり、健やかな髪の成長に繋がります。
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