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薄毛改善を目指すならまず禁煙!育毛を阻害するタバコの危険性

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2018.01.24

身体のあらゆる器官に害をもたらすタバコと薄毛の関係

ニコチンの悪影響による血行不良が問題

ストレス解消に、つい口寂しいからとタバコに手を伸ばす男性は少なくありません。20代になってから習慣化して何年も吸い続けているという方も多いでしょう。中毒性があり簡単にやめられるものではないため、綺麗な色だった肺が真っ黒になっていることがわかっていても吸っているという方がいます。

タバコによって内臓器官が傷んでしまうことは知られていますが、しかし、それだけではなく外見にも悪影響が出て肌が老化し、そして抜け毛を増やして薄毛を招くことは意外に把握していないという方が少なくありません。

タバコによる大きな影響の1つが血行不良です。ニコチンが入り込むことによって自律神経が刺激されて血管が収縮してしまいます。血液によって運ばれる栄養や酸素が身体を巡りづらくなることにより、特に手足などの末端や身体の最上部にある頭皮に届かなくなるのです。

また、血圧も上がらなくなり身体が冷え込み、その結果、新陳代謝機能が低下してしまいます。タバコを1本吸うと体温が2度下がるとも言われていますが、これは血行不良が原因のものです。

少し動いただけで酸素が足りなくなって体力が落ちたように感じますし、身体に行き渡らない栄養を補おうと生命活動に必要な内臓器官に優先的に使われるようになり、必然的に命に関わりがない頭皮や髪の毛の分が不足してしまいます。血液や栄養、酸素が足りなくなった毛母細胞は働きが弱まり、髪にハリやコシがなくなるだけではなく新しい髪の毛が生えてこなくなります。

ビタミンが不足する

ニコチンによって体内のビタミンが壊れてしまうのも問題です。例えば、ビタミンCには栄養を吸収して隅々まで働かせる役割がありますし、血の巡りを正常にするためにはビタミンEの働きが不可欠です。また、頭皮環境や毛根にもいい影響を与え健康的な髪の毛を育てるためには必須になります。

しかし、ニコチンを摂取することにより分解するのに大量のビタミンが使われ、ビタミンCに関してはタバコ1本で25mgもの量が消費されるのです。ビタミンはそれぞれの働きを相乗効果によって高めていますが、どれかが不足するとその働きを著しく低下させてしまいます。

喫煙していなくても食生活で不足しがちなビタミンですから、喫煙者は特に欠乏しないように気をつけていかなければなりません。

悪玉コレステロールが増加する

喫煙が原因で血中の悪玉コレステロールが増加します。これに対抗するためにタウリンが生成されますが、この際に必要なのがメチオニンという必須アミノ酸です。髪の毛の強度に関わるもので、悪玉コレステロールを減少させるために消費されてしまうと髪の毛にハリがなくなり、抜けやすい状態になってしまいます。

また、髪の毛の元になるタンパク質を作り出すものでもあり、新たな髪の毛を生成するために必要な分を確保できなくなることで薄毛に繋がるのです。

ジヒドロテストステロンを増加させる

20代30代の男性はまだ発症率が低いものの、加齢によってどんどんリスクが高くなるAGAの原因となるジヒドロテストステロンが、喫煙によって増加することがわかっています。

ジヒドロテストステロンはヘアサイクルのうち成長期を短縮させ、休止期を伸ばして薄毛を進行させるものです。対策を行わなければ、どんどん薄毛の範囲を広げていきます。

喫煙によって肝機能が低下する

毎日の習慣が健康を害する

抜け毛予防や育毛のためには、肝臓の機能が切っても切り離せません。肝臓は摂取した栄養を吸収しやすいように分解、合成し、身体にとって害のあるものを無害にして排出するように働きます。

育毛に必要な栄養や成分もやはり肝臓で変換したものが運ばれますが、タバコに含まれている有害成分を分解させるために休みなく働いていると、育毛に必要な栄養を作り出すまで手が回らないのです。

毎日のように喫煙していると肝臓の負担が大きくなり、機能が低下していきます。髪の毛だけではなく、身体全体の働きを正常に維持するためには肝臓が健康であることが不可欠です。

薄毛の改善を目指すのであれば喫煙しないほうがいい

たとえ育毛剤で賢明に抜け毛予防に励んでも、喫煙を続けている限りせっかくの効果を打ち消してしまいます。有効成分を浸透させたところでタバコによって消費される成分のほうが多ければ意味がありませんし、肝臓が解毒にかかりきりになっていては、栄養を作り出して頭皮に運べません。

また、20代30代の若い頃から喫煙を習慣化させてしまうとそう簡単に禁煙できませんし、本格的に髪の毛の状態が気になり始める40代50代になってさらに薄毛を進行させる要因にもなります。衰えてしまった肝機能を正常化させることは容易ではありません。

タバコはあらゆる面で健康に悪いと自覚した段階で、禁煙を始めるように意識することが大切です。

タバコをやめることが第一

食生活やサプリメントだけでは育毛に必要な成分を補えない

タバコを吸っていても消費されてしまう分の栄養を別の形で補っていれば問題ないと考える方が少なくありません。しかし、ビタミンや亜鉛などの成分を食事やサプリメントから摂取していれば大丈夫だというほど、タバコによる消費スピードは緩やかなものではないのです。

結局タバコを吸い続けている限りせっかく摂った栄養も行き渡りづらいままですし、薄毛はどんどん進行していきます。

薄毛を根本的に解決させていくためには、禁煙が不可欠です。加齢によってどんどん髪の毛を生成する力が弱まっていきますが、吸い続けている限りそのスピードを加速させます。本格的に薄毛が気になり始めてから対策を行っても、喫煙によって失ってしまった髪の毛の健康を取り戻すのは簡単ではありません。

お酒も飲む方は特に要注意

タバコを好む方の多くがお酒をよく飲むという傾向にあります。タバコにさらにお酒が加わることでアルコール分解のために肝臓の負担が増え、より頭皮に回る分の栄養が不足してしまうのです。適量を超えたお酒は血行不良の原因になりますし、薄毛を進行させるリスクを高めます。

タバコの有害物質が身体から抜けるまでは10日ほどかかります。しかし、育毛には数年の長い対策が必要です。禁煙も短期間だけではなくきっぱりやめなければなりませんし、飲酒は適量を守って摂取することが大切です。長期的な目で見て身体のコンディションを整えていきましょう。

健康的に育毛対策を進めていこう

タバコ以外のストレス解消法を見つけることが大切

喫煙による副作用が深刻なことがわかり、禁煙が抜け毛予防に効果的であることが理解できていても、タバコをやめることでストレスになることがあります。こうした精神的な負担も抜け毛を進行させる要因になるのが問題です。

健康や髪の毛のために禁煙を決めたら、タバコ以外のストレス解消法や夢中になれる習慣を見つけることが大切になります。禁煙外来などを積極的に利用して、健康的に禁煙していけるように努力をしてください。その上で育毛剤を利用した対策を行ったり生活習慣を改めていけば、頭皮の状態を改善させていけます。

禁煙だけでは薄毛の進行を食い止められない

薄毛の原因はタバコだけではないため、ただ単に禁煙をするだけでは薄毛の進行を食い止められません。原因の1つを取り除けるため症状を悪化させないようにしていけますが、同時に血行の促進、栄養補給、そして活動を衰えさせてしまった毛根の細胞を活性化させるために、育毛剤を使うなどして対策を行わなければならないのです。

進行してしまった薄毛は改善が難しくなるため、できるだけ早く禁煙して本格的な育毛対策を行っていきましょう。

薄毛の範囲が広がると、治療のために副作用の心配がある強い薬が必要になってきます。また、副作用のリスクが上がるだけではなく、治療にかかる費用が高くなり、期間も長くかかってしまうのです。髪の毛や健康のことを考えて、薄毛の原因の1つに挙げられるタバコは早めに手放すのが賢明です。

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