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コラム一覧 育毛剤の副作用について|ミノキシジルとフィナステリドを解説

育毛剤の副作用について|ミノキシジルとフィナステリドを解説

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2018.01.23

育毛剤には副作用ってあるの?

最近、抜け毛が気になってきたという人は、育毛剤に興味があるという人も多いのではないでしょうか。また、中には将来の抜け毛予防対策として、20代の早いうちから育毛剤を使用したいと考えている人もいるでしょう。しかし、いざ使用する際に気になるのは、育毛剤の効果だけではなく、その副作用ではないでしょうか。

基本的に、医薬部外品と謳っている育毛剤には、気になるような副作用はありません。そもそも、重篤な副作用のリスクなどがある場合は医薬品扱いになるため、誰でも手軽に購入できるスーパーなどでは取り扱うことはありません。

しかし、一般的に販売されている育毛剤も、使用して問題が生じることが絶対にないというわけではなく、育毛剤を含め、肌に付ける医薬部外品の美白化粧品などはすべて、赤みや痒み、刺激などを生じるリスクを持っています。

そのため、敏感肌や乾燥肌などで肌が弱いという自覚がある人は、二の腕の内側などの目立たない場所に塗布し、その上から絆創膏を貼り、24時間後に肌に赤みが出ていないかどうかを確認するパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。

医薬品扱いの育毛成分と副作用について!

医薬部外品の育毛剤であれば明確な副作用リスクはないと言われていますが、中には、医薬品扱いの育毛成分が含まれている育毛剤もあり、それについては医薬部外品よりも、やや副作用のリスクが高くなっています。

医薬品扱いの育毛成分については、以下の通りです。

ミノキシジル

ミノキシジルは育毛成分の代表的なもので、頭皮の毛細血管を拡張することにより、血行促進作用があります。ミノキシジルは医薬品ですが、一般用の第1類医薬品なので、薬剤師の説明を受ければドラッグストアなどで購入することができます。

そのため、医療機関などのクリニックで処方してもらわなくても、ミノキシジルを配合した育毛剤を比較的簡単に購入することができます。

ただ、ミノキシジルは元々血圧を下げる薬であり、副作用として多毛症がみられたことから注目が集まり、薄毛の改善効果が期待できる成分として、薄毛治療の医薬品として使用されるようになったという経緯があります。

そのため、薬理作用は比較的強く、低血圧や頭痛、動悸、不整脈、性的不能といった副作用リスクが指摘されています。また、そこまで重篤な副作用ではなくても、頭皮の痒みなどの軽度の副作用を生じるケースは少なからずあります。

また、ミノキシジルによって抜け毛予防の効果が実感できるのは、使用している期間だけであり、もし使用を中止した場合には、再び抜け毛が進行することなどにも注意が必要です。

フィナステリド(プロペシア)

薄毛の原因とされるのは、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質です。これは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが変換されて生じる物質ですが、テストステロンを DHT(ジヒドロテストステロン)に変換するためには5αリダクターゼという酵素が必要になります。

そして、この5αリダクターゼの働きを抑制する効果が期待できるのが、フィナステリド(プロペシア)なのです。フィナステリド(プロペシア)は、臨床実験によっても育毛効果が認められており、薄毛を食い止めるための治療に飲み薬として用いられています。

そして、主な副作用としては、腹痛や頭痛、下痢、精子減少といったものが挙げられます。フィナステリド(プロペシア)は、飲み薬であり高い効果が期待できる分、このような副作用のリスクなども伴うため、使用に関しては医師とよく相談したうえで、慎重に検討するようにしましょう。

AGAクリニックでの育毛治療について!

近年では、抜け毛予防や育毛などの治療を専門に行っているAGAクリニックや発毛専門クリニックなどの医療機関が増えてきています。また、壮年期以降に発症することの多いAGAは、近年では20代の若者が発症しているケースも少なくありません。

薄毛にはさまざまな原因があり、人によってその原因も異なるため、それに対応した治療を行っていかなければ育毛効果を発揮することはできません。

ここでは、医療機関などのクリニックで行われている育毛治療や施術について、見ていくことにしましょう。

外用薬での治療

ミノキシジルなどの外用薬を使用して、治療していきます。

服用薬での治療

フィナステリド(プロペシア)などの服用薬を使用して、治療していきます。

自毛植毛

自毛植毛は、薄毛になりにくい部位とされる側頭部や後頭部の頭皮を、薄毛になった頭頂部や額の生え際などの部位に移植するという方法です。最近では頭皮を剥がさずに、毛根を含めて毛髪をくり抜く採取法で移植するFUE法という施術も行われています。しかし、いずれにしても手術を伴うため、身体的負担や金銭的負担が大きい治療法といえます。

さらに、自毛植毛は、永続的に薄毛改善ができる保証はないとされているため、メリットよりもデメリットの方が大きい可能性もあり、よく検討してから行う必要があります。

育毛メソセラピー

育毛メソセラピーは、育毛に有効な栄養成分や薬液を頭皮に注入するという治療法です。ただ、全額自己負担になるため、費用が高くなります。そして、費用の割に育毛効果は弱いとされているため、コストパフォーマンスの面から考えると、よく検討した方がいいでしょう。また、アレルギーのリスクなどもあるため、誰でも適用できるものではありません。

髪の毛と食事の関係について!

人間の髪の毛というものは、毎日の食事によって作られたものです。食事で摂り入れた栄養は、毛細血管を通じ、毛根にある毛母細胞へと送り届けられます。そして、髪の健やかな成長のためには、毛母細胞がどんどん分裂しなければなりません。

そのためには、食事から摂取した栄養素が毛根に行き届く必要があり、もし、スムーズに行き届かなければ髪の成長も抑制されてしまい、健康的で丈夫な髪が育たないのです。髪にとって毎日の食事は、とても大切といえます。

ただ、食事から摂取された栄養素は、生命を維持するために必要な内臓や器官などから優先的に消費されていくため、頭髪や爪などは、その後に供給されることになります。そのため、食事による栄養素が不足してしまうと、髪の成長に必要な栄養素が行き渡らなくなる恐れがあります。

特に20代の若者は、食生活が偏っている場合も多いため、注意が必要です。健康的な髪の毛の成長を促すためには食生活が重要であり、髪と大きく関わっていることを知っておくことが大切です。

髪の毛に必要な栄養素と食材について!

頭髪のほとんどは、ケラチンというタンパク質の一種で形成されており、髪の毛にとって必要不可欠な栄養素です。また、そのタンパク質は、多くのアミノ酸で構成されており、中には体内では作り出すことのできない必須アミノ酸も含まれているため、必須アミノ酸については、食事できちんと補う必要があります。

タンパク質が豊富に含まれている食べ物には、肉類や魚類、卵、大豆製品、乳製品などがあります。

また、ビタミンB群は、頭皮の代謝を促す働きや、過剰な皮脂の分泌を抑える働きがあり、さらに、皮膚や粘膜の健康を維持する働きなどもあるといわれています。ビタミンB群が豊富に含まれている食べ物には、レバー類、ニンニク、マグロ、酒粕などがあります。

そして、ミネラルの一つである鉄分には、血液を作る働きがあります。さらに、鉄分は、頭皮などへさまざまな栄養を運ぶ血流の働きにとっても、欠かすことのできない栄養素です。鉄分が不足してしまうと、頭髪がパサついたりすることにも繋がります。鉄分が豊富に含まれている食べ物には、レバー類、干しひじき、ホウレン草などがあります。

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