身体の内側からも効く育毛剤！ノコギリヤシの薄毛改善サポート力

多くの男性を悩ませるAGAの原因にアプローチ

男性の薄毛はAGAを疑おう

薄毛はさまざまな要因で抜け毛が増えて進行するものですが、男性の薄毛の多くがAGAによるものだとされています。男性は男性的な身体と精力を保持するためにテストステロンと呼ばれるホルモンを分泌しますが、このテストステロンと体内酵素の一種、5αリダクターゼが結びつくことでジヒドロテストステロンというものに変質させてしまうのが問題なのです。

男性の抜け毛は男性ホルモンの働きによるものだと認識されていますが、テストステロン自体は直接的に薄毛を進行させるものではありません。

AGAの場合には、ジヒドロテストステロンを生み出す5αリダクターゼの働きをいかに抑制させるかというところに注目をして改善を目指します。

ノコギリヤシとはどういった成分なのか

ノコギリヤシはヤシ科の植物で、葉がその名を示すとおりにノコギリのようにギザギザしている天然ハーブの一種になります。元々は前立腺肥大症や泌尿器系の病気、男性の精力回復に効果があるとして広くサプリメントとして利用されてきました。近年の研究で育毛作用があることがわかり、育毛剤の成分としても注目を集めるようになりました。

ノコギリヤシから得られる効果は、AGAの原因になるジヒドロテストステロンを生成させないように、5αリダクターゼの活動を阻害することです。この効果によって抜け毛予防をし、薄毛の進行を妨げることが可能になるとされています。20代30代と年齢を重ねてくると、多くの男性は自身の髪の毛の状態が気になってくるものです。

昔のように髪の毛にハリやコシがなくなってしまった、部分的な薄毛が気になるようになってきたという場合、ノコギリヤシ配合の育毛剤によって原因に働きかけて頭皮の状態の改善を試みることができます。

部分的な薄毛が見られる場合には特に注意が必要

AGAの場合、特徴として額の生え際もしくは頭頂部を中心に抜け毛を増やし、薄毛が進行していくというものがあります。その部位にのみジヒドロテストステロンを受け取る受容体があり、毛根は細胞分裂を停止して徐々に萎縮させ、髪の毛が生えてこなくなって部分的に禿げることになるのです。

20代30代の男性は発症率がそれほど高くないAGAですが、リスクは0ではありません。該当の部位に薄毛の症状が見られる場合には、頭皮環境を改善させるのと同時に5αリダクターゼの働きを抑制する対策を行っていく必要があります。

ノコギリヤシは安心して利用できるのがメリット

副作用の心配がない植物由来成分

AGA治療の際、5αリダクターゼの抑制のためにフィナステリドという成分が入った薬が使われます。非常に効果的なもので薄毛の改善に役立つものですが、医薬品であることから常に付きまとうのが副作用の心配です。

規定量を守り医師の指示に従って摂取する分には重篤な副作用が出る心配はほとんどありませんが、どんな薬であっても効果が高い分利用には気を遣わなければなりません。

一方のノコギリヤシは、植物由来の天然成分になります。もちろん医薬品のような強い効果が得られるものではありませんが、その代わりに1日の摂取量をきちんと守っていれば副作用が起こることはほぼありません。劇的な改善効果が見られるものではありませんが、日々の頭皮ケアに利用していきやすいというメリットがあります。

炎症を抑えられる効果まで期待できる

ノコギリヤシは5αリダクターゼへのアプローチ以外にも、抜け毛の原因の1つである毛根の炎症を抑えるという効果もあることがわかりました。

毛根の状態を正常に導くことが抜け毛予防に繋がります。AGAの症状を進行させないようにサポートしながら同時に抗炎症作用のある成分を毛根に働きかけるため、さらに育毛を効果的に進められます。

ノコギリヤシは経口摂取するのが基本

配合された育毛剤を塗布するだけではなく身体の内側から育毛できる

ノコギリヤシは配合されている育毛剤を頭皮に塗布して成分を吸収させるだけではなく、経口摂取することで効率よく働かせられます。ノコギリヤシの実そのものは国内で手に入れにくいため、購入しやすい育毛サプリメントを利用して対策を行いましょう。

サプリメントを摂取する場合には、1日の目安量は200mgから300mg程度になります。安全な成分といっても過剰摂取は身体の不調の原因になりますので、必ず用量を守ることが大切です。

ノコギリヤシが配合されている育毛剤、育毛シャンプーなどを利用しながら、さらに経口摂取で外側と内側から育毛対策をすることで、徐々に変化を感じることができるでしょう。20代30代のまだAGAの発症率が低い年代の方でも、薬ではなくサプリメントで手軽に薄毛改善のための対策に利用できるのが便利です。

亜鉛と同時に摂取するのがおすすめ

牡蠣に多く含まれていることで知られている亜鉛ですが、現代人が不足しがちな栄養素の1つです。髪の毛の9割を構成するケラチンは体内に摂り込まれたタンパク質をアミノ酸に分解した後に合成されるものですが、この合成の際に必要になるのが亜鉛になります。

亜鉛の摂取が足りないだけではなく、体内にあるものもストレスや飲酒によって消費されがちなことから、髪の毛を作り出す分に回せないことが薄毛の原因の1つになっているのです。

また、亜鉛にはノコギリヤシと同様に5αリダクターゼの活動抑制効果があるとされています。ノコギリヤシと同時に摂取することにより相乗効果で抜け毛予防効果がさらに高まり、加えて新しい髪の毛を育てていくためにも役立てられるという嬉しい作用があるのです。

ノコギリヤシの効果を過信しないことも大切

ノコギリヤシだけでは薄毛は改善していかない

AGA対策に非常に優れた効果を発揮するノコギリヤシではありますが、ノコギリヤシのみ利用すれば抜け毛が減り、新しい髪の毛が生えてくるというわけではありません。ノコギリヤシ単体で改善されるほど薄毛は単純なものではありません。

あくまでも効果が期待できる植物由来の天然成分の1つであるという意識を持ちながら、さまざまな対策を行いつつノコギリヤシを利用していくようにしましょう。

全てのタイプの薄毛に効果があるわけではない

薄毛にはさまざまな原因があります。ですから、改善していくためにはその原因に合った育毛剤を利用したりサプリメントを摂るなどしなければならないのです。

ノコギリヤシに関しては5αリダクターゼの働きとジヒドロテストステロンがもたらす薄毛の症状に対して効果が期待できるもので、たとえば毛穴詰まりや血行不良、栄養不足が原因の薄毛に対しては他の対策が一緒に必要になります。しかし、AGAだからといってノコギリヤシを利用して5αリダクターゼの働きだけを抑制していればいいというわけでもありません。

薄毛の改善のためにはトータルケアが重要になります。原因が1つではない場合も少なくないため、適切なケアをしていけるように、気になる症状が現われ始めたらまずは専門のクリニックに受診するのがおすすめです。早めに症状に合った対策を行えば、若いうちなら改善までの時間も短くて済みます。

それ以外にも、日頃の生活習慣を改めて薄毛のリスクを軽減できるように気をつけていくことが大切です。バランスよく食事を摂って栄養を不足させないようにしたり、頭皮の血行を促進させるために運動を心がけたり、清潔に保つために正しいシャンプー方法を学ぶことが薄毛予防に繋がります。