ヘアカラーや白髪染めなどのカラーリング剤が髪や頭皮に与える影響
20代という若さで薄毛に悩まされている人は、10代の頃から頻繁にカラーリング剤などを使って髪を染めていたことが原因のひとつと考えられます。今では髪を染める行為は当たり前のようになっています。
黒髪だとどうしても黒々として重苦しい印象を与えがちになることから、若者をはじめとして男女問わず誰もがこぞって髪の色を明るい茶色や個性的な色に染め、オシャレを楽しんでいます。そのようにオシャレを楽しむこと自体はストレスの発散にもつながり、心身のためには非常にいいことだと思います。
ただ、あまりにも頻繁にカラーリング剤を使うことで頭皮や髪に与える影響は計り知れないものがある、ということを忘れてはいけません。
スタイリング剤の種類によって異なる頭髪への影響
髪の色をオシャレに変える方法はいろいろあります。それぞれの薬剤によって頭髪に与える影響は違ってきますので、ここではそれぞれのスタイリング剤がどのように頭髪に影響を与えるのか解説していきます。
ヘアカラー
ヘアカラーは薬剤によって髪のキューティクルを強引に開き、色の成分をコルテックス(毛皮質)に浸透させることで髪を染め上げるという仕組みです。このキューティクルを無理矢理開くことが髪のダメージにつながるのです。これは白髪染めでも同じことです。
ヘアマニキュア
ヘアカラーよりは少しマシで、キューティクルにまで色素を浸透させることはありません。ほぼ髪の表面にのみ色の成分を付着させることで髪の色を変化させます。
比較的髪へのダメージが少ない方法ではありますが髪表面をコーティングしていることになりますので、この成分が剥がれる時にキューティクルも一緒に剥がれ落ちるケースもあり、完全にノーダメージではありません。
ブリーチ
これは、薬剤によって髪が元々持っているコルテックス内のメラニン色素を分解し髪の色を変える方法、というより「髪の色を抜く(脱色する)」といったほうが正解です。この方法では他のカラーリング方法の比ではないくらい、髪に与えるダメージは大きなものがあります。
以上のようなことから、カラーリングがいかに頭皮や髪にダメージを与えるかおわかりいただけたことと思います。
ヘアカラーなどのスタイリング剤は使用後のケアが重要
カラーリング剤の使用は、自分でするとどうしても頭皮に薬剤が付着してしまうため1回や2回のシャンプーでは落としきれません。したがってヘアカラーをする場合はできるだけ美容院に行ってプロにお願いするようにしましょう。カラーリングをした後は髪や頭皮へのダメージが非常に大きく、適切なケアが必要不可欠です。
少しでも薬剤による抜け毛予防対策を考えるのなら、育毛成分が含まれたシャンプー剤を使うことをお勧めします。抜け毛を助長するようなドラッグストアなどで安価で販売されている石鹸系や高級アルコール系のシャンプーでの洗髪は極力避けるようにしてください。頭皮を刺激しないで副作用の心配がない育毛剤を使ってのケアも有効です。
パーマの液剤が髪や頭皮に与える影響
パーマによる髪や頭皮へのダメージもヘアカラー同様に非常に大きく、頻繁にパーマをかける行為は薄毛を進行させる原因になります。20代ですでにAGAを発症している場合、パーマをかけることでAGAの進行が早まるということはありませんが、パーマ液成分の強い刺激によって抜け毛を促進する場合もあるということは念頭に入れておきましょう。
では実際にパーマをかけることで髪や頭皮にどのような影響を及ぼすのかを説明していきます。
パーマ液による頭皮や髪へのダメージは大きい!
パーマ液が頭皮や髪に付着することで、髪内部のタンパク質が分解され髪自体が細くなっていきます。細くなった髪はハリやコシを失うため、ちょっとした刺激で切れやすくなり「切れ毛」が目立つようになっていきます。さらに頻繁にパーマをかけ続けるとパーマ液が頭皮に付着した状態がズーッと続くことになるため、毛穴を塞ぎ抜け毛を加速する原因になるのです。
薄毛が進行していくと髪のボリュームUPのためにパーマをかけたい気持ちもわかりますが、かえって抜け毛を促進することになるため薄毛の症状が出ている人のパーマはできるだけ控えるようにしたほうがよさそうです。
パーマが頭皮にダメージを与える原因は何?
パーマをする際は、基本的に1剤と2剤という2つの液を使います。1剤目のパーマ液は超強烈なアルカリ性、そして2剤目は酸性成分で構成されています。パーマをしたことのある人は、パーマ液をかけられた時のアンモニア臭にも似た独特な匂いを経験したことがあるかと思います。
パーマをかけた後のあの独特な匂いは、ともすると2,3日続くこともあります。それくらい強烈なのです。人によってはパーマ液をかけられた時にピリピリと頭皮が痺れるような感覚を経験したことがある、という人もいるのではないでしょうか。
その原因は、強いアルカリ性のパーマ液に対し弱酸性の頭皮が強く反応したことによるものです。それによるダメージは敏感肌の人にとっては計り知れないものがあるでしょう。ひどい時には「接触性皮膚炎」を起こし、かぶれやフケ・かゆみ・赤みなどの症状を引き起こします。
美容院によっては頭皮に影響を与えない弱酸性パーマをする場所もある!
アルカリ性のパーマ液を使うのがダメなら、頭皮と同成分の「弱酸性パーマ」だったら問題ないのでは?と、美容室によっては弱酸性パーマを売りにしている所もあります。確かに弱酸性のパーマでは従来のパーマよりはアルカリ濃度も低くなるため頭皮へのダメージも心配なさそうです。
ですが弱酸性パーマのデメリットは、いかんせん「パーマ自体がかかりにくい」ことにあります。しかも「取れやすい」というほとんどかける意味のない?状態になる場合もあります。弱酸性パーマが流行らない理由は、そのようなことが原因です。
パーマやカラーリング剤の使用後は入念なケアが必要!
オシャレや髪のボリュームUPにどうしてもパーマやカラーリングをしないと気が済まないという人は、せめて使用頻度を最低でも2ヶ月おきにするなどし、さらにその後の頭皮のケアを徹底するようにしましょう。少しでも抜け毛予防の対策として実践したほうがいいポイントを紹介します。
シャンプーはアミノ酸系で刺激の少ないものを使う!
ヘアカラーの項でも書きましたが、パーマで受けたダメージにさらに追い討ちをかけるような刺激の強いシャンプー剤を使うことはやめましょう。理想のシャンプー剤は、頭皮への刺激が少なく髪に優しい植物系の天然成分を中心とした弱酸性タイプ。できれば育毛成分が若干でも含まれているものが抜け毛予防にはおすすめです。
シャンプーのやり方にも気を使うことが大切!
薄毛を進行させないためには、とにかく頭皮への刺激は要注意です。シャンプー剤を直接頭皮に落としたり、爪を立ててゴシゴシ洗ったりといった洗髪は絶対にやめてください。指の腹で優しくマッサージする感覚で、パーマやカラーリングで受けたダメージを労わりましょう。
パーマやヘアカラーによるダメージ回復は副作用の心配のない育毛剤で!
すでに20代から薄毛で悩んでいる人は、今後できる限りパーマやヘアカラーをしないようにし、育毛活動に専念することをおすすめします。薄毛の進行は放っておいて自然に治るものではありません。
そして薄毛が進行しているにもかかわらず、パーマやカラーリングを続けることは、将来の薄毛を約束するようなものです。ほぼ植物性の天然成分で構成された育毛剤であれば副作用の心配もなく、20代でも安心して使うことができます!
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