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頭皮のベタつきがトラブルや薄毛の原因に?すぐにでもできる改善方法

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2018.01.23

皮脂過多を放置しているのは危険

薄毛のリスクを高めてしまう過剰な皮脂

毎日きちんと髪の毛を洗っているのに頭皮がいつもベタベタしている、脂性なのは体質なので諦めてしまっているという方は少なくないでしょう。10代20代の方から中年以降の方まで、女性と比べて皮脂の分泌量が多い男性は、顔のテカりだけではなく頭皮がベタつく状態を気にしている方が多いものです。

もしかするとこのベタつきが薄毛の原因になってしまうのではないかと不安視もしてしまうでしょう。

ただ、皮脂量が多いからといってそれが直接的に薄毛に繋がるというわけではありません。皮脂は皮膚を乾燥から守るために分泌されるもので刺激から保護する役割があります。髪の毛のツヤを出すためにも必要ですから、皮脂は頭皮にとってなくてはならない存在です。

しかし、だからといって必要以上に量が多い状態を放置してしまうのは危険です。何事もバランスが大切で、多すぎてしまう皮脂は毛穴を塞ぎ、雑菌を繁殖させて炎症を起こし、そうしたトラブルから抜け毛を増やしてしまう要因になります。

皮脂量と薄毛の因果関係

皮脂は頭皮と髪の毛を保護し、コーティングするために分泌されます。身体のあらゆる部位に皮脂腺がありますが、その中でも最も多いのが頭部です。そのため、ケアを怠ってしまうと皮脂によって異常が出やすくなる部位でもあるので気をつけていかなければなりません。

特に抜け毛が増えて薄毛が進行している場合、ヘアサイクルが乱れることで皮脂が必要以上に分泌されやすくなります。さらに適切な洗浄ができていないと、酸化してしまった皮脂に繁殖した雑菌によって毛母細胞がどんどん侵されてしまうのが問題です。働きが弱まった毛母細胞は新しい髪の毛を作れずに、どんどん薄毛の範囲が広がります。

皮脂過多を放置してしまうと、雑菌による悪影響が皮膚病を招いてしまうこともありますので抜け毛予防のためにも早期に対策が必要ですし、毛穴の炎症が原因の脂漏性脱毛症なども発症します。皮脂は必要なものですが、増えすぎは頭皮にも髪の毛にもよくありません。

皮脂の分泌量を増やしてしまう生活習慣

食生活が乱れてしまっている

食生活の乱れが皮脂量を増やす大きな原因の1つです。特に20代30代の若い独身男性に多い傾向ですが、つい忙しくてコンビニ弁当やインスタント食品ばかり摂ってしまう、自炊を怠って野菜不足になってしまう、さらにお腹に溜まりやすい脂っこいものを好んで食べているという場合に皮脂の分泌量を過剰にしてしまいます。

  • 肉類
  • 揚げもの
  • ジャンクフード
  • お酒類
  • お菓子

こういったものを口にすることが多い方は注意が必要です。

気をつけていても、お酒の席や外食はお付き合いが多くなりがちですし、どうしても口にする機会を減らせないという場合も多いでしょう。しかし、摂取している栄養が偏ってしまったり、糖質や脂質が過剰摂取になっていると自覚している場合には、抜け毛予防のためにもできるだけ普段からバランスのいい食生活を意識していくことが大切です。

睡眠時間が足りていない

頭皮に限らず肌の状態をキープするためには睡眠が必要です。ノンレム睡眠の際に分泌される成長ホルモンが疲労を回復させストレスを軽減し、傷ついた細胞を修復していきます。

しかし、睡眠時間が不足してしまっていると自律神経が乱れてしまい、こうした修復作業ができないだけではなくホルモンバランスを崩して男性ホルモンの分泌量を増やします。男性ホルモンが増えると皮脂の分泌も活発になってしまうのです。

シャンプーの洗浄力が強すぎる

ベタつきが気になるからと使い心地がスッキリとしている洗浄力の強いシャンプーを使ってしまいがちです。しかし、頭皮を守るために必要な皮脂まで取り除かれてしまい、結果、乾燥を感じた頭皮が余計に皮脂を分泌させてしまうことになります。

市販されているシャンプーはほとんどアルカリ性の洗浄力が強いものです。よく泡立ち綺麗に汚れが落とせるので洗い上がりは気持ちよく感じますが、足りなくなってしまった皮脂を補うために余計に皮脂量を増やすという悪循環に陥っている方が少なくありません。頭皮に優しい成分で肌と同じ弱酸性のシャンプーに切り替えるなど対策が必要です。

皮脂量の分泌を増やしてしまう時期もある

季節ごとの皮脂の分泌量の違い

季節によってなんとなく肌のコンディションに違いを感じるという方は多いでしょう。気温も湿度も上がる夏場は皮脂腺が活発に働くようになり分泌量を増やします。

特に20代前後の若い方は汗腺が弱く、汗をあまりかかない体質だという方が多く見られますが、その副作用として毛穴の汚れも汗で洗い流されず、皮脂が詰まりやすい状態になっていることでトラブルを起こしやすい点を注意しなければなりません。

逆に、極端に空気が乾燥する時期にもその対応として身体は皮脂を分泌し、水分の蒸発を防ぐように働きます。冬場以外にも、エアコンで気温を調整している夏場の室内でも乾燥しがちなので気をつけてください。

ストレスで調子が悪い時にもベタつきやすくなる

ストレスが溜まっている時にも皮脂の分泌量が増えます。ストレスは精神的なものだけではなく不快な気温や騒音といった物理的なものでもかかるもので、いろいろな積み重ねによって身体に不調を来たしてしまいますが、その1つが皮脂の分泌量の増加なのです。

アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が活発になることで血流量が増えたり、ストレス対抗ホルモンであるコルチゾールが皮脂の分泌を促します。

また、男性ホルモンのアンドロゲンも副腎から分泌されることでやはり皮脂量を増やしてしまうなど、ストレスによる皮脂過多はさまざまな器官の影響によって起こるものです。身体が疲れてきた、精神的に落ち込むことが多いという場合には、頭皮の調子に注意しておきましょう。

ストレスを解消できるように趣味に打ち込んだり運動をしたりと、対策を怠らないことが大切です。

皮脂量をコントロールするためにできること

普段の生活の見直しは基本中の基本

まず、皮脂量に深く関係しているのが食生活です。抜け毛予防のためには1日3食なるべく野菜や和食を中心にした食生活に切り替えていきましょう。また、汗をかいて代謝をアップさせることで毛穴の皮脂汚れを取り除けます。運動不足を感じている方は定期的に身体を動かしていくようにしてください。

よく寝て、身体や精神に負担を掛けない健康的な生活を送ることが何よりです。

正しいシャンプー方法を覚える

皮脂量が減りすぎてしまわないようにシャンプーに気を使うことが大切ですが、さらに髪の毛の正しい洗い方を覚えることも重要です。力任せに洗わずに優しく頭皮をマッサージするように毛穴汚れを落としていくようにしましょう。

同時に育毛ケアをしていきたい場合には、育毛シャンプーを利用するのがおすすめです。頭皮環境を整えるための有効成分が配合されていますし、さらに育毛剤と一緒に使うことで抜け毛予防効果が上がります。

育毛剤を日常的に利用していく

育毛剤の中には頭皮の乾燥を防いでいきながら、余分な皮脂の分泌を制御する成分が配合されているものもあります。それほど薄毛が進行していない場合、育毛剤の利用は早いのではないか、副作用のほうが心配だという声も聞かれますが、症状が軽いうちだと育毛剤の効果が出やすいため、可能な限り早めに対策するのがおすすめです。

育毛剤は頭皮環境を整えるだけではなく、育毛に必要となる栄養を髪の毛に与えられます。生活習慣を改めつつ同時にケアに利用していけば、皮脂量を正常にして薄毛を予防することが可能です。

副作用に関しては、強い薬が配合されておらず天然成分を中心に使われている市販のものであればほとんど心配はありません。積極的に本格的な対策を行っていきましょう。

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