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薄毛の種類と主な原因について!男性ホルモン・遺伝・ストレス

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2018.01.23

多くの日本人男性が薄毛に悩んでいる!

髪には寿命があり、だいたい4~6年程度成長すると自然に抜け落ち、また新しい髪が生えてくるということを常に繰り返しています。今生えている髪が抜け落ちたら、そのままどんどん減っていくというわけではないため、1日に50~100本程度の髪が抜けたとしても、それは正常の範囲と考えられます。

しかし、近年では日本の成人男性のうち、3人に1人がこの抜け毛や薄毛に悩んでいると言われており、中高年だけではなく、早い人では20代からこのような悩みのある男性も少なくないと言われています。

最近、特に抜け毛が多くなってきたという人は、髪の状態と生活スタイルに合った抜け毛予防対策を行うことをおすすめします。薄毛の原因を知り、その予防を目的としたケアを行っていくことが育毛に繋がるのです。

まず、ここでは髪に関する知識を深めるために、ヘアサイクルについて見ていくことにしましょう。

ヘアサイクルとは?

髪の毛が生えてから、通常は2~6年くらいは成長期が続くため、その間は長く伸び続けます。その後、退行期に入ると髪の成長が止まり、徐々に毛根が退化し始めます。そして、2週間程度の退行期を終えると、次は休止期に入るため脱毛します。

そして、この休止期が3~4ヶ月程度続いた後、また新しい毛の髪が生えてきて成長期を迎えます。この髪の成長から抜け落ちるまでの一連の流れをヘアサイクルと呼んでいます。

薄毛になってしまう男性は、男性ホルモンや遺伝、ストレス、不規則な生活習慣などさまざまな要因によりヘアサイクルが乱れ、髪の毛が成長しきらないうちに退行期や休止期を迎えて脱毛すると言われています。

その結果、産毛のような細い毛のみが残ることになり、しっかりとした健康的で丈夫な頭髪が失われていくのです。つまり、育毛対策とは、薄毛の原因を取り除くことにより、ヘアサイクルを正常化することを目指していく対策になります。

薄毛の種類について!

薄毛は、頭部のどこから髪が薄くなり始めるかによって、3つのタイプに大きく分けることができます。

この薄毛の3つのタイプについては、以下の通りです。

M型

額の両脇から徐々に髪が抜け始めるため、生え際がM字のように後退していくタイプです。

O型

頭頂部の辺りから徐々に髪が抜け始めるため、頭頂部が円のように薄くなっていくタイプがO型です。

複合型

M型とO型の両方のタイプが合わさったのが、複合型タイプです。

これら3つの薄毛タイプは、男性に多く見られることからAGAや男性型脱毛症と呼ばれています。

さらに、それら以外にも髪が薄くなる症状については、以下のようなタイプがあります。

びまん型

びまん型は、頭部の特定の部位だけでなく、頭部全体の髪の毛がまばらになっていくタイプです。女性に多く見られる症状で、男性の場合は原因がまだはっきり特定できていません。脱毛を招く病気の存在や、薬剤などの影響なども考えられます。

円形脱毛症

髪の一部だけが突然ごっそりと抜け落ちてしまうため、円形や楕円形の地肌が現れる症状です。円形脱毛症の原因については、免疫機能の異常や、精神的ストレスなどが原因とされています。

薄毛の主な原因とは?

薄毛の原因には、男性ホルモンによる影響や、遺伝、ストレスなど、さまざまなものがあります。

薄毛の主な原因については、以下の通りです。

男性ホルモン

年齢と共に薄毛が進行していくのは、基本的に男性です。それは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが5αリダクターゼという物質の作用により、DHT(ジヒドロテストステロン)という脱毛ホルモンに変化してしまうことが原因です。

DHT(ジヒドロテストステロン)は、頭皮に存在しているアンドロレセプターと結びつくことによって、抜け毛や薄毛を促進させる作用があるのです。そのため、髪の毛が十分に成長できないまま抜け落ちてしまうため、薄毛に繋がるとされているのです。

この脱毛の症状については、AGA(男性型脱毛症)と呼ばれており、早い場合には20代からこのような症状が出始める男性もいます。

遺伝

薄毛には、遺伝的素因が大きく影響するといわれています。AGAは、男性ホルモンの影響を受けて髪が薄くなっていきますが、その男性ホルモンの影響を受けやすいかどうかについては、実は、遺伝的要素により決まっているとされています。

そのため、男性ホルモンの影響を受けやすければ薄毛になりやすく、薄毛になりやすいという傾向は遺伝の部分が大きいと言えます。ただし、遺伝のみで全てが決まってしまうというわけではないため、両親や祖父に薄毛が多くても、諦める必要はありません。

ストレス

過度のストレスを受けてしまうと、自律神経が乱れ、緊張時に活性化する交感神経が優位になってしまいます。この状態は、血流の悪化を起こしやすく、毛根への栄養が行き届きにくくなってしまうため、薄毛のリスクが高まってしまうと言われています。

育毛剤による効果について!

近年では、ドラッグストアやスーパーなどで多くの育毛剤が発売されています。手軽に購入することができるため、抜け毛予防対策のケア用として、20代以降の男性に幅広く利用されています。

育毛剤の中には、過剰な皮脂分泌を抑えることで頭皮の健康を保つものや、血行を良くすることで髪が生えやすくなるようにサポートするものなど、製品によってアプローチの方法はさまざまです。

このような育毛剤による効果については、以下の通りです。

血行促進作用の成分を持つ育毛剤の効果について!

育毛剤に含まれる代表的な成分の一つに、血行促進剤が挙げられます。髪の毛が生えるためには、毛根にある毛母細胞が分裂しながら、どんどん増殖を繰り返していく必要があります。しかし、薄毛が進行している場合には、頭皮の毛細血管の機能が低下しているため、毛母細胞が分裂するための必要な血液が行き届かなくなっているのです。

そこで、抜け毛予防や育毛ケアのためには、毛細血管の拡張や血流の改善などを行って、毛根にきちんと血液を送り届けるよう促さなければなりません。血液がスムーズに行き渡ることにより、毛根への栄養補給や老廃物の除去を行っていくため、毛母細胞が活発に分裂することにも繋がるのです。

このような血行促進作用を持つ成分には、ミノキシジル、塩化カルプロニウム、センブリエキス、トコフェロール(ビタミンE)などがあります。中でも、ミノキシジルは特に有名な成分ですが、効果的な反面、副作用もあります。主な副作用としては、血圧を下げる作用や眠気、だるさなどを感じる人もいます。

そのため、もともと血圧が低い人や、他の降圧剤を飲んでいる人などは、これらの副作用に注意が必要です。また、もともと肝臓に障害のある人は、症状が重篤化しやすい傾向にあるため、特に注意が必要です。

男性ホルモン拮抗作用・リダクターゼ阻害作用の成分を持つ育毛剤の効果について!

薄毛の主な原因の一つに、男性ホルモンによるものがあります。具体的には、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、細胞内の5αリダクターゼという物質によってDHT(ジヒドロテストステロン)へと変換されることが根本原因とされています。

そこで、女性ホルモン様作用の成分によって男性ホルモンと拮抗させたり、あるいは、5αリダクターゼの生成を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑えるというような方法によって、抜け毛予防や育毛ケアを行うことが可能となります。

このような男性ホルモン拮抗作用を持つ成分には、スピロノラクトンやホップエキスなどがあります。また、5αリダクターゼ阻害作用を持つ成分には、フィナステリド、エストラジオールなどがあります。

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